MIDIパネル

このアプリはMIDIキーボードなどの外部機器からも利用できるようにMIDI入力機能をサポートしてます。
MIDIパネルでは、MIDI装置との接続、MIDIチャンネルの選択、その他MIDI関連機能の設定や変更、MIDIデータの簡単なチェックなどができます。
パネルを閉じるには、各パネルの下にある「完了」ボタンをタップするかそのパネルを右にスワイプします。
この章には、次のセクションが含まれます。

MIDI装置

MIDI装置セクションには、アプリが認識している全てのMIDI装置が表示されます。

接続するかどうかを右のスイッチで選択します。
MIDIの状態はメイン画面のスイッチ・セクションの左下部にあるMIDIインジケーターに表示されます。

MIDIインジケーターアプリが認識しているMIDI装置接続
なし なし
有り なし
有り 有り

MIDI設定

このアプリでは以下のチャンネル・メッセージを受信することができます。

メッセージBYTE-1BYTE-2内容
ノート 12~120 ノート・オン、ノート・オフを受信して発音をコントロールします。
コントロール 1 0~127 モジュレーション機能を制御します。
11 0~127 エクスプレッション機能を制御します。
ピッチベンド 0~64 1オクターブ下までピッチを制御します。
64~127 1オクターブ上までピッチを制御します。

チャンネル選択があるメッセージでは、その設定によって以下のように動作します。

設定動作
Omni 全てのチャンネルのメッセージを受信します。
1~16 数字で指示されたチャンネルのメッセージだけを受信します。
- メッセージを受信しません。

MIDI設定セクションでは以下の項目を設定できます。

ノート・チャンネル

右のステッパーでノート・メッセージを受信するチャンネルを選択できます。

ノート・スプリット

ノート・メッセージでは通常Bドローバーの音が鳴りますが、 スプリット機能でスプリット音程以上をBドローバーの音、スプリット音程未満をA#ドローバーの音で鳴るようにできます。
この機能により、MIDI接続している外部キーボードの右手パートと左手パートに別々のドローバー音色を割り当てて、あたかも2段鍵盤を使っているような演奏ができます。

表示内容
ノート・スプリット スプリット機能のオンオフを右のスイッチで切り替えます。
スプリット・ノート スプリット音程の音名を右のステッパーで指定します。(デフォルトはF3)
ピッチベンド・チャンネル

右にあるステッパーでピッチベンド・メッセージを受信するチャンネルを選択できます。

エクスプレッション・チャンネル

右にあるテッパーでエクスプレッション・コントロールメッセージを受信するチャンネルを選択できます。

モジュレーション・チャンネル

右にあるステッパーでモジュレーション・コントロールメッセージを受信するチャンネルを選択できます。

モジュレーション機能

モジュレーション・コントロールメッセージでローター効果を制御できます。
右にあるセレクターでこの動き方を選択できます。

セレクター動作
ローターSW. モジュレーション・ホィールをローター・スイッチとして使います。
96~127 スロー
33~95 ストップ
0~32 ファースト
ローターCTRL. 0~127 モジュレーション・ホィールをローター速度コントローラーとして使います。

クリアー

MIDI特有のアクシデントで発音制御が不可能になった場合は、パネル左下部にある「クリアー」をタップすることで、全ての発音をミュートしMIDIステータスをリセットできます。

MIDIチェッカー

アプリに送られてくるMIDI情報の内容をパネル下部にある「MIDIチェッカー」でリアルタイムに確認できます。

セグメント内容範囲
MIDIメッセージ メッセージの種類・名前
チャンネル チャンネル番号 1~16
BYTE-1 ノート・ナンバー 0~127
コントロール・ナンバー 0~127
BYTE-2 制御データ 0~127