設定パネル
設定パネルでは、楽器のピッチ、キー・ボード、音量、リバーブ、パーカッション、ローター効果などの設定や調整ができます。
パネルを閉じるには、各パネルの下にある「完了」ボタンをタップするかそのパネルを右にスワイプします。
この章には、次のセクションが含まれます。
音量下げ
サウンド・ジェネレーターの出力を右のセレクターで選択された量で減少させます。
ドローバー設定や押鍵数などの演奏状態で音量が過大になりやすい場合には、減衰量を大きくしておくことで歪みやすくなるのを防ぐことができます。
リバーブ
右にあるスライダーでサウンドに対するリバーブ効果の量を変更します。
スライダーを左端に移動すると、リバーブ効果をバイパスできます。
ピッチとピッチ・チューナー
標準（A=440Hz）に対する現在のピッチの偏差が、左上の「ピッチ」ラベルの横にセント単位で表示されます。
この楽器のピッチは、ピッチ・チューナーで調整できます。
ピッチ表示の右にある音叉ボタン
をタップすると、ピッチ・チューナーのダイアログが現れます。
ダイアログが表示されている間、現在のピッチを表すチューニングトーンが鳴り続けます。
（「音量」スライダーでチューニングトーンの音量を調整できます。）
チューニングトーンの周波数と標準ピッチからの偏差（セント）が中央上部のラベルに表示されます。
ピッチスライダーを使用して、-100〜 +100セントの範囲でピッチ偏差を調整できます。
右側の「-+」ステッパーで1セント単位で調整することもできます。
ピッチを標準（偏差をゼロ）に戻すには、左側の「リセット」をタップします。
ノート・セレクターでG4からF＃5（A4がデフォルト）までのチューニング・ノートを選択できます。
他の楽器とピッチを合わせるには、同じ音を弾き唸り音が出ないように調整します。
調整結果をこの楽器に適用する場合は「OK」、そうでない場合は「キャンセル」をタップします。
キーボードの設定
ミニ・キーボードの音域や鍵数を変更できます。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| キーボードのスタート音名 |
ミニ・キーボードの左端のキーの音名が表示されます。（デフォルトではC4に設定されています。）
右にあるステッパーで上下に変更してミニ・キーボード全体の音域を変更できます。 |
| キーボード・サイズ | ミニ・キーボードのサイズ（鍵数）を右のセレクターで選択できます。 |
エクスプレッション
エクスプレッション表示の右にあるセレクターでエクスプレッション（音の強弱）を効かせる方法を選択できます。
| 選択 | 説明 |
|---|---|
| - | エクスプレッションなし |
| 傾き |
デバイスを水平方向に倒すと音が大きく、手前方向に立てる弱くなります。 |
| MIDI |
MIDIのエクスプレッション・コントロールメッセージで制御（コントロール番号：11）。
注意：エクスプレッション・コントロールメッセージを送信できるMIDI機器と接続されている必要があります。 詳細はMIDI設定を参照してください。 |
ドローバー・レート
ドローバーの１目盛りに対する音量変化の程度を選択できます。
数値が大きい程、ドローバーを押し込んだ時の音量低下が大きくなります。
スイッチやドローバーの操作音
スイッチやドローバーを操作するときに出る音を強調したり弱めたりできます。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| スイッチ操作音 | 右にあるスライダーでスイッチ操作時の音の大きさを変更できます。 |
| ドローバー操作音 | 右にあるスライダーでドローバー操作時の音の大きさを変更できます。 |
パーカッション
パーカッションを使用する場合に、伝統的なハモンド・オルガンB3に特有の仕様にするかどうかを選択できます。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| パーカッションで1'トーンをミュート | 右にあるスイッチがONの場合、パーカッションをONにするとBドローバーの1'トーンがミュートされます。 |
| シングル・トリガーのパーカッション |
右にあるスイッチがONの場合、シングル・トリガーのパーカッションになります。
この場合、レガート演奏ではパーカッションは最初の1音だけ発音し、一旦キーボードを全て離鍵しない限り次のパーカッションは発音しません。 |
ローター
回転スピーカによるローター効果を表現する機能を、以下に示すように好みに合わせて調整することができます。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| ローター効果 |
ローター効果の広がり感を右にあるスライダーで調整できます。
ヒント：ヘッドホンなどで広がり感が強すぎると感じる場合はスライダーを左に移動します。 |
| ローター変更時間 |
ローター・スイッチでローター速度を切り替えた時の回転速度変更のタイムラグを右のスライダーで調整します。
スライダーを右にするほど変更にかかる時間が大きくなり、スピードがゆっくりと変ります。 |
| ローター低速 |
ローター・スイッチが低速（S）の場合の回転数を右のスライダーで調整します。
スライダーを右にするほど速い回転になります。 |
| ローター高速 |
ローター・スイッチが高速（F）の場合の回転数を右のスライダーで調整します。
スライダーを右にするほど速い回転になります。 |